2022.8.2 「お口」もエイジングケア
8月に入り、夏の暑さも本格的になってきました。
しばらくは厳しい暑さが続くようですので、くれぐれもお身体に気をつけてお過ごしください。
今日はお口のエイジングケアについてお話します。
年齢を重ねてもなお美しくあるために、肌や髪を念入りにお手入れすることはあっても
歯ぐきのエイジングについて考えている人は少ないのではないでしょうか?
実は、歯ぐきの構造は肌とよく似ていて、内側はコラーゲンで満たされた結合組織、
外側はターンオーバーが盛んな上皮組織です。
そのため、肌と同じように加齢による影響を受けやすい箇所。
歯ぐきの細胞の活性が低下すると、”やせる”などのおとろえが見え始めます。
また、年齢とともに免疫力が低下し、細菌などへの抵抗力がおとろえることも、
歯ぐきの健康が脅かされる原因となります。
歯ぐきがおとろえてくると、上皮組織の歯ぐきの細胞同士の結合がゆるんでしまうことから、
細胞間に歯周病原因子が入りやすい状態になってしまいます。
歯ぐきと周辺組織に炎症が起きる歯周病は、自覚症状が少ないまま進行し、
最悪の場合には歯を失うこともある恐ろしい病気。
予防するには、健康で抵抗力の高い歯ぐきを維持することが不可欠です。
適切なエイジングケアの習慣にして、魅力的な口元を保ちましょう。